富岡製糸場シルク飴 販売開始

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富岡製糸場シルク飴の特徴

「富岡製糸場シルク飴」は、海外でも高く評価された高品質な生糸と革新的な製糸技術が感じられるシルクのような光沢と、なめらかな舌触りを特徴としています。ハッカ味の飴にシルクパウダーを交える事で、甘過ぎず飽きの来ない上品な味に仕上げています。
パッケージは、錦絵「上州富岡製糸場」を背景に工女を描いたデザインや、淡い桜色の背景に模様を散りばめ錦絵「工女勉強之図」を載せたデザイン、富岡市イメージキャラクターのお富ちゃんがメインの3種類で、どれもハガキとしてご使用頂けるデザインとなっています。
なお、商品の売上の一部は、富岡製糸場の維持管理費に役立てられます。

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富岡製糸場と絹産業遺産群

●富岡製糸場
明治5年(1872)に明治政府が設立した官営の器械製糸場です。民営化後も一貫して製糸を行い、製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一の水準に牽引しました。また、田島家、荒船風穴、高山社などと連携して、蚕の優良品種の開発と普及を主導しました。和洋技術を混交した工場建築の代表であり、長さ100mを超える木骨レンガ造の繭倉庫や繰糸場など、主要な施設が創業当時のまま、ほぼ完全に残されています。

●世界遺産としての価値
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、長い間生産量が限られていた生糸の大量生産を実現した「技術革新」と、世界と日本との間の技術の「交流」を主題とした近代の絹産業に関する遺産です。
日本が開発した生糸の大量生産技術は、かつて一部の特権階級のものであった絹を世界中の人々に広め、その生活や文化をさらに豊かなものに変えました。

●歴史的な背景
絹は紀元前の中国で発明され、19世紀のヨーロッパで大量生産が始まりました。このころ開国した日本は技術の輸入に努め、1872年には富岡製糸場が創られ、国中の製糸業が近代化しました。さらに独自に養蚕の技術革新も起こり、原料繭の大量生産に成功しました。 その結果、日本は20世紀初めには世界中に安価で良質な生糸を輸出、高級繊維の絹をより身近な存在に変えました。さらに第2次大戦後は、生糸生産のオートメーション化にも成功、自動繰糸機は全世界に輸出され、絹の大衆化に貢献し、現在も世界の絹産業を支えています。

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